シミ・そばかすについて

シミ・そばかすについてのメカニズムなどをご説明します。
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シミが発生するメカニズムって?

シミは主に紫外線などの外部刺激によって発生します。 それではどのようにしてお肌の中でシミが出来るのかご説明します。

1.お肌を守るために「メラニン」を大量生産する

お肌は紫外線などの外部刺激を受けると、肌の細胞を守るために「メラニンをいつもより多く生産しろ」という命令をメラノサイトを送ります。
この命令に対して、メラノサイトの中にある「チロシナーゼ」という酵素の産生が亢進し、酵素反応が促進されます。 チロシナーゼはメラニンの元になるアミノ酸である「チロシン」という成分を酸化させ、メラニンを大量に生産します。

2.大量の「メラニン」を吸収し、肌の表面へ運ぶ

チロシナーゼによって大量生産されたメラニンは、周囲にある細胞「ケラチノサイト」にどんどん貪食されて細胞内に入っていきます。 メラニンを大量に含んだケラチノサイトは、そのままお肌の表面である「角層」まで上がって行きます

3.肌の表面が黒ずんで見え、シミとなる

表皮細胞に取り込まれたメラニン顆粒が表皮全体に分布してはじめて肌の表面が健常部位に比べて黒ずみ、シミと認識されます。
メラニン顆粒を含んだ表皮細胞はいずれはお肌の生まれ変わりである「ターンオーバー」によって角化し垢となってはげ落ちるので、 紫外線に当たらなくなれば、メラノサイトによるメラニン合成量は正常にもどり、シミも消失します

通常のシミであればそのうち無くなってしまうのですが、年齢を重ねたり何らかの原因で表皮のターンオーバーが遅延すると、 正常に排出されずにメラニン色素の消失も遅れ、シミがなかなか消えなくなります
シミができたり消えにくくなるメカニズムが分かれば、シミの予防策や今あるシミへの対策をどうすればいいかが分かりますね。
シミの予防は紫外線の防御が最も重要ですが、日常生活において完全に紫外線を防ぐことは困難ですので(サンスクリーンSPF≧50 でも5%の紫外線は漏れている) ターンオーバーの周期を乱さないようにして生活リズムやお肌をしっかりと整えることが重要です。

シミ・そばかすに効く成分

シミ・そばかすの予防に効果的な成分はビタミン類です。
特にビタミンC(アスコルビン酸)・ビタミンE(トコフェロール)・ビタミンB2 (リボフラビン)といった成分は、 「メラニンを生成しろ」という命令を送る「エンドセリン」の受け渡しをストップしたり、 命令を実行する「チロシナーゼ」を阻害したりといった働きをします。 シミやそばかすの原因になるメラニンを大量に生産させないので、シミやそばかすの予防に繋がりますね。

更にビタミン類はシミ・そばかすの予防だけではなく、今あるシミ・そばかすにも効果を発揮します。

・ビタミンC:ビタミンEと協力し、コラーゲンの生成・維持を行う
・ビタミンB2:お肌の新陳代謝を促進する
・ビタミンB6:皮膚の再生を促進する
・ビタミンE:ビタミンCと協力し、コラーゲンの生成・維持を行う


ビタミンC・ビタミンB2・ビタミンB6は水溶性ビタミンのため、身体に貯めておくことが出来ない成分です。
そのため、継続して摂取することがシミやそばかす対策には重要です。

ホワイピュアの成分がシミ・そばかすに効く理由

①シミ・そばかすの排出を促す

メラニン色素が肌から
排出されない…

自然なシミ・そばかすの
排出を促す!

お肌の生まれ変わりである「ターンオーバー」の周期が乱れたり遅れたりすると、
体外に排出されるはずのシミがお肌の表面に残りっぱなしになります。

そこで、「L-システイン」と皮膚の代謝を促進する「ビタミンB2」、「ビタミンB6」が
協力し、ターンオーバーの周期を正常に導くことで、肌表面に残っている
シミの排出を促します。

②シミ・そばかすの原因を抑制する

紫外線によって
メラニンが大量生産…

メラニンの
過剰な生成を抑制!

シミのもとになる黒色メラニンを作るのは「チロシナーゼ」という酸化酵素のはたらきによるものです。
ホワイピュアに配合されている「L-システイン」と、抗酸化作用がある「ビタミンC」、
「ビタミンE」が協力し、「チロシナーゼ」のはたらきを阻害することで、
黒色メラニンの過剰な生成を抑制します。

③黒くなったメラニン色素を無色化する

既に黒くなった
メラニン色素も…

2つの成分で
無色に還元!

「L-システイン」と「ビタミンC」は、抗酸化作用によって既に黒くなってしまっているメラニン色素を
無色の状態に還元してくれます。

シミの種類について

シミには様々な種類があること、ご存知でしたか?
人によって出来るシミの種類は様々なので、主なシミの特徴や原因などを簡単にご説明します。

老人性色素斑(ろうじんせいしきそはん)

別名「日光黒子」とも呼ばれる、最も多いシミの種類です。
老人性と書いてありますが、若い人でも発生することがあります。
長期的に日光に当たってしまったことが原因で発生し、顔や背中などのよく日光に当たる箇所に発生します。

肝斑(かんぱん)

肝斑(かんぱん)とは、30~40代に多く発生するシミです。妊娠時に妊娠2~3か月頃から現れることが多く、妊娠斑ともよばれます。
紫外線が最も良く当たる額や頬骨、口周りに出来やすく、はっきりシミだと認識されやすいほど明確なシミが出来るのが特徴です。
ホルモンが深く関与しており、紫外線により憎悪します。
肝斑を消すにはトラネキサム酸が配合された薬を飲むことで改善されたというデータが発表されています。

雀卵斑(じゃくらんはん)

雀卵斑とは一般的に「そばかす」と呼ばれるシミの種類です。
そばかすは遺伝性で白人や色白の日本人に発生しやすく、特徴としては5mm程度のブツブツが鼻や頬に浮き上がってきます
遺伝性ではありますが、紫外線の暴露によって悪化してしまいますので、紫外線を防御することがそばかすの予防や対策では重要です。

炎症後色素沈着(えんしょうごしきそちんちゃく)

炎症後色素沈着とは、日焼け以外にもニキビ・虫刺され・やけどなど、皮膚が炎症を起こした後に発生する色素沈着です。
皮膚の炎症によりメラノサイト活性化因子が産生され、それがメラノサイトが活性化し、シミの原因となります。

お肌の生まれ変わり「ターンオーバー」について

ターンオーバーとは

ターンオーバーとは、表皮の中で行われている新陳代謝のことです。
表皮の中では新しい細胞が日々産まれています。産まれた細胞は様々な役割を果たしながら、徐々に皮膚の表面に上がっていき、最後には角層から身体の外へと排出されます。
古くなった細胞が適度な速度で出ていき、角層の中が常に新しい健康な細胞で埋まっていることが理想のターンオーバーと言えます。

ターンオーバーの周期は?

ターンオーバーの周期(基底層での細胞分裂から角層での落屑剥離まで)はだいたい14~28日前後と言われていますが、 皮膚部位、年齢や生活習慣などによって短かったり長かったりと個人差があります。
ターンオーバーで大切なのは短さや長さではなく、「常にターンオーバーの周期が安定していること」です。

お肌は乾燥や紫外線などの外部刺激を受けてしまうと細胞が壊れてしまうため、 壊れた細胞を修復しようと新しい細胞をどんどん分裂させます。
その結果、お肌の生まれ変わりであるターンオーバーも通常よりも早くなり、周期が乱れてしまいます。

ターンオーバーの周期が乱れる原因には、紫外線などの外部刺激以外にもストレスや乾燥、寝不足、栄養不足など様々な要因があります。
なかなかシミが消えないと悩んでいる方は一度生活習慣も見直してみてはいかがでしょうか。